ご覧いただき、ありがとうございます。JBLのツィータ０７５です。馬蹄付き。赤色の封蝋で４隅のネジを塞いだまま(①〜⑤）ですから、一度も分解していません。綺麗な個体に入ると思います。経年に伴って、少々アルミ黒シミやアタリはあります。しかし、紙ヤスリや車用コンパウンドなどで、ピカピカにはしないようお願いします。シリアル番号は、６２８６２／６２９５８です。＋／−が逆転した個体もあります。左右で異なると位相がズレます。シリアルが近ければ、問題なく使えます。これは正相です。かつてオシロで調べました。６００００番台だと初期型とはいえないでしょうが、１５万番台を見たことがあります。置き方は真正面でなく、聴く人へ向けてください。米国のオーディオ好きや日本の「ケン●ック・サウンド」はバラバラにし曇りがないよう磨き上げ、アルニコをネオジウムとすれば、オリジナル特性を損なった「何か」です。無垢アルミを真鍮の金色にしたり、デフューザをプロ用２４０２に置換すると別物です。０７５は梨地を採用(④)。ツルツルにすれば梨地は消えてしまいます。クロス周波数を１.２〜２．５k・遮断特性１２dB／oct で補正、また３５kクロス使用の人もいます。３５kは０７５出力レベルが１１０なので、f特のダレ下がりを利用、他ユニットと整合させる狙いです。ハーシュが除かれ美味しい帯域だけ使えば、透明感は出ます。０７５はやや雑味があるからこそ、シンバルが散るようガツンと鳴り、ハイハットの鋭い切れを再現します。JBL推奨は７k。純正ネットワークは「N７０００」が合致、「N２４００」(実測２.５k／D１３０想定)も使用可能です。純正ケーブルは錫メッキの細く硬い撚り線で、煌びやかな引き締まった音です。一般ケーブルだと、赤黒ベルデンが最適です。＜０７５スペック＞リングラジエータ・ホーンツィータ▼音の広がり幅／７．９cm （初期値）▼インピーダンス／８Ω▼出力音圧レベル／１１０dB▼ボイスコイル径／１．７５インチ（約４．４５cm）▼振動板／アルミリング・ダイアフラム▼アルニコV磁石重量／１.５kg▼磁束密度／1万６５００ガウス▼外径寸法／９８mm（赤と黒色の結線端子間の長さ)・高さ８．５mm（外輪〜底部）▼総重量／２.１Kg（本体実測）▼再生帯域／２５００Hz〜１５kHzよろしくお願いいたします。